取手駅西口再開発にはさまざまな問題が・・

取手市は長い年月と莫大な費用をかけて、ようやく駅西口北側の区画整理を完了しました。その事業はさまざまな問題を残しました。その上2024年3月、市は突然、駅前に建設予定の再開発ビルに床を買い「図書館を核とした複合公共施設」を整備する方針を「決定」しました。そこには改めて多くの問題が含まれています。

取手図書館はどうなるのでしょうか?

市は、取手図書館をその「複合公共施設」に移設し、運営を指定管理とし、既存館を廃止するとしています。それは単に取手図書館を駅前に移すのではなく、そのあり方を変えることを意味します。しかし公立図書館は指定管理になじまないと言われており、指定管理を導入した公立図書館にはさまざまな問題が起きているのです。

それで駅前に「にぎわい」は復活するのでしょうか?

市はその「複合公共施設」で駅前に「にぎわい」を取り戻すと主張しています。しかし図書館は「にぎわい」を呼べる施設ですか。いま整備を急ぐ施設ですか。空きフロアを抱えるリボンとりでやアトレの轍を踏まないでしょうか。市の「方針」は取手市の将来に必要な施策なのか、一度立ち止まって考え直して見ませんか。

開発より生活重視で「持続可能」な取手市を

市は「お金がない」からと公共施設や福祉予算を削減しておきながら「開発」には熱心です。しかし生活のない開発はありません。ハコ物はやがて朽ち果て、将来人口の減った取手市の負担になりかねません。開発より市民生活を重視し、「まち」の魅力を醸成し、人口が減っても持続可能な取手市を考える時が来ていませんか?。

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